フリッパーズギターとは




1989年8月のデビューから1991年10月の解散までの
わずか2年間の活動期間にもかかわらず
日本のロック史に大きな影響を与えたフリッパーズ・ギターについて
メンバー本人や関係者の発言を中心に紹介します。

グループは解散してしまい、今となっては音楽だけが残っていて
当時を知らない世代は何の先入観なしにフリッパーズの
音楽そのものを楽しむことができます。
それはそれで何だかうらやましい気もしますが、
フリッパーズはとても音楽だけのグループではありませんでした。

彼らのファッションや発言、音楽に対する姿勢や方法論、
プロデューサー、デザイナーを含めたプロジェクトチームが
展開したプロモーション手法などは日本の音楽業界で
賛否両論を呼びました。

音楽に詳しいミュージシャンやライターは
彼らの音楽知識と作り出す音楽に関心を示し、

ダサいミュージシャンや音楽語彙が乏しいライターは
フリッパーズにからかわれ、嘲笑の対象となりました。

10代から20代のおしゃれなオリーブ少女たちは
格好良くて、スマートで、かわいい二人組の王子に夢中になり、
男子は彼らのファッションを真似て、
彼らの聞いているレコードを探していました。


音楽のスタイルは違えど、その後の多くのミュージシャンも
自分たちの音楽を作る姿勢にどこかしたら
影響を受けているように感じています。(かなり私見)

サニーデイ・サービス、ホフ・ディラン、ミッシェル・ガン・エレファント、
ナンバーガール、中村一義、スーパーカー、シンバルズ、くるり、
堂島孝平、パフューム(中田ヤスタカ)など・・・

また、ピチカート・ファイブやオリジナル・ラヴ、コレクターズ、
スチャダラパー、電気グルーヴ、スカパラ、ニューエストモデル、
高野寛、カジヒデキといった先輩・同世代の
ミュージシャンにも大いに刺激を与えたようです。


当時を知らない人はもちろん、リアルタイム世代も
最後までどうぞお楽しみに。

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